オリフィスの特性
オリフィスの特性(ドレンと蒸気の関係)
トンネル状オリフィスにドレンが流入しますと、ドレンが毛細管現象を起こしトンネルの中をシール〔閉塞状態〕することになります。
条件として、オリフィスが持っているドレン通過量の50%〔負荷率50%〕のドレン量があれば、蒸気はほとんど流れることができません。
ドレン負荷変動による蒸気の洩れ
蒸気がドレンとドレンの伱間に入り込んでも、何百倍にも膨張している蒸気の量は、計測に値する量ではありません。
ちなみに、オリフィスが持つドレン排出能力の蒸気通過比率は圧力により変化しますが、その比率は以下の通りです。
0.1Mpa — 3.7% | 0.9Mpa — 5.6% |
0.2Mpa — 3.9% | 1.0Mpa — 6.0% |
0.3Mpa — 4.0% | 2.0Mpa — 7.8% |
0.4Mpa — 4.1% | 3.0Mpa — 9.4% |
0.5Mpa — 4.3% | 4.0Mpa — 10.8% |
0.6Mpa — 4.5% | 5.0Mpa — 11.9% |
0.7Mpa — 4.8% | 6.0Mpa — 3.1% |
0.8Mpa — 5.2% | 7.0Mpa — 14.3% |